難しい言葉と思えるイラン核合意!
ここではわかりやすく経緯や問題点などについても解説していきたいと思います。
目次
イラン核合意とは?わかりやすく解説!

イラン核合意とは・・・
- 2015年に核兵器開発を疑われていたことで結ばれた合意
- 参加されている国は、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・中国・ロシアの6ヶ国とイラン
- 2018年にアメリカ(トランプ大統領)が離脱
- 2019年にはイランが段階的に核合意の意味や解説を停止
- 正式名称は「包括的共同行動計画(JCPOA)」
合意内容に関しては、イランが遠心分離機・濃縮ウランを大幅に削減して、経済制裁を段階的に解除するということになります。

イラン核合意の経緯については・・・
- 1970年に核拡散防止条約(NPT)の発効時から加盟
- 1979年には欧米諸国と距離を置き、独自で外交・安全保障政策を進める
- 2002年、ウラン濃縮施設が確認されたことで欧米や周辺アラブ諸国から非難されて2003年に濃縮活動を停止
- 2005年にアフマディネジァドが大統領に就任し、再度ウラン濃縮を稼働
- 2013年はロウハニが大統領に就任したことで、オバマ政権下のアメリカと関係改善を図り、制裁措置の解除を優先してイラン核合意と至る
イラン核合意の問題点とは・・・

アメリカはトランプ大統領の際にイラン核合意から離脱されていますね。
しかし、バイデン大統領に政権交代してことでイラン核合意に復帰する考えを示していたと言われていますが、イランとの間で深刻な対立が起きたことで見通しが立たなくなっています。
その理由とは・・・
- 合意可能な時にイラン大統領選挙が行われ、政権交代となったことで協議は仕切り直し
- イランはアメリカが離脱してから核合意に違反してウラン濃縮を進める
- イランはアメリカに「二度と合意から離脱しない保証」を要求しているがアメリカが拒否
- アメリカはイランに核合意からそれる行為をやめて合意を完全に守ること言い張る
お互いに相手が先に行動を起こすべきだと言い張っていることで協議が進んでいいないために、アメリカがイラン核合意に復帰する話が進んでいないようですね。
まとめ
イラン核合意について少しでも理解できたでしょうか?
今後はイラン核合意に再度アメリカが加わるのか?ということが注目ですね。